本日、「オヤジ紀行」というご自身のブログの中で寺社参拝と御朱印巡りの記事を書いておられた、カジPさんが8月急逝されたという報(
https://ameblo.jp/oonaoki-ando/entry-12626489230.html)に接し、謹んで哀悼の意を表します。
カジPさんは、当山がカラフル御朱印を授与し始めた当初より、足繁く参拝され、最近では7月5日にお参りされたばかりでした。これまで、ほとんど毎月必ずお参りに来られていた方なのですが、8月はお見えにならなかったので、どうされたのだろうと気にかけていた時の訃報であり、全くの驚きとともに無念でなりません。
活発に活動される方でしたので、当山にお参りの際も数カ所の社寺を回る途中で立ち寄られることが多く、限られた時間の中でしたが、いろいろなおもしろいお話を伺う機会がありました。時には、拝観受付横の縁側に座って、しばらくの間、話し込むこともありました。
そんなときには、めずらしい御朱印の話、車を使って車中泊をしながら四国巡礼や六郷満山などを旅をした話、若い頃熱心に撮っていたという三重や五重塔の写真の話、百名城・続百名城を回っている話など、旅好きで経験豊富なカジPさんの話は、聞いている私たちを飽きさせることがありませんでした。
神仏に敬虔な気持ちで接してこられたカジPさんをそばで見てきた立場としては、彼の後生の往生極楽には少しも疑いはありません。それでも、還暦前に鬼籍に入ることは、残された者にとっては、まだまだ早いといわざるを得ません。いつも、フラッとお寄りなる雰囲気で山門をくぐる姿も、楽しそうに旅の話をする声も、もう思い出になってしまったと思うと、喪失感とともに寂寞とした無常感を感じるのは、おそらく彼を知る皆さん方と変わるところはありません。
いつか誰もが通ると知ってはいても、誰もそのときが来るまで忘れている道。どうか、逝く者に光を、残る者に慈悲を。南無阿弥陀仏。
posted by 左馬頭 at 00:51| 京都 ☔|
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